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構造によって防音性はかわる?

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今回はよくある質問のなかでもトップ3に入る“構造と防音性の関係性”についてお届けしたいと思います。
まずは音の種類について知っておきましょう♪

空気伝播音(くうきでんぱおん)
主にテレビ音、話し声、楽器の音など空気を伝わる音で、障害物があれば軽減できます。

個体伝播音(こたいでんぱおん)
主に足音、物を落とした衝撃音、ドアの開閉音など壁や床を伝わる音です。

物を落としてしまったり、お風呂でついつい熱唱してしまったり、と生活をしていると気を付けていても出てしまう生活音!
入居中の近隣トラブルの中で一番多いご相談が“騒音問題”ですが、音の聞こえ方には個人差がありますので、難しい問題でもあります(^^;)

続いては構造についての豆知識です♪
マンションだから、鉄筋コンクリート造だから、っといって必ずしも防音性が高いわけではありません!
構造はあくまでも躯体を意味していますので、音漏れに直結するわけではありません。
ちなみに躯体とは建築物を支える骨組みを指します。

それでは、各構造の特性をご紹介します。

木造(W造)
鉄骨・コンクリート建築と比べて、断熱性や調湿効果に優れているため温かみのある構造です。
材質性、木材は軽く壁の中の空洞が大きくなり、音を通しやすいデメリットがあります。

鉄骨造(S造)
木材より強度が強く、耐久性や耐震性に優れています。
木造住宅よりシロアリなど害虫リスクが軽減できるメリットがあります。
通気性や断熱性が低いので、夏は暑くて冬は寒くなりやすいことがデメリットです。

鉄筋コンクリート造(RC造)
壁や床にコンクリートが使用されている為、壁が厚く防音性に優れています。
耐火性・防音性・耐震性・気密性・耐風性・耐水性が高いという多くのメリットがあります。
結露やカビが発生しやすく建築コストが高いので、家賃価格が高いことがデメリットです。

以上3構造が賃貸で多い構造になります。
他にも鉄骨造の中にも鋼材の厚みで軽量鉄骨や重量鉄骨などの違いや、鉄骨鉄筋コンクリート(SRC造)といった分譲マンションに多く使用される構造もございます。

多少、構造によって音漏れの影響はありますが
木造だからうるさい!
「マンションは防音性が高い!」
などの先入観で条件を絞ってしまうことがありますが、選択肢をギュッと狭めてしまっている可能性があります。

前述しましたが、構造はあくまで“骨組み”です。
鉄筋コンクリート造でも全ての壁にコンクリートを使用せず、石膏ボード木材を使用している物件もありますので要注意です!!
もちろん石膏ボードの厚みにもよって防音性は変わってきます。
最近はハイツでも高遮音床や高遮音界壁など防音性に優れた物件も増えてきています!

防音性の確認方法

◆室内で手をたたいてみる
音が響く場合は、きちんと遮断されていることが期待できます。
反対に音が響かない場合は、隣室に音が抜けている可能性があります。

◆壁を軽くたたいてみる
低い音がしたら厚めの壁材や防音材・遮音材が使われている場合があり、防音性が期待できます。
反対に高い音や軽い感じがした場合は、防音性にそこまで期待ができません。

集合住宅になりますので、内見時に確認する場合は隣人に配慮しながら確かめてくださいね♪

まとめ
・空気伝播音と個体伝播音の2種類ある
・建物の構造は躯体を意味する
・鉄筋コンクリート造マンションでも防音対策がされていない場合もある
・ハイツでも防音性に優れた建物がある

以上、構造と防音性の関係性について簡単な説明と豆知識でした。
お客様にとって不動産に関する『知っていると役立つ』をモチーフにした情報を提供していきます!

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