
理想のお部屋探しで後悔しないための現実とチェックポイント
「家賃は安く、初期費用も抑えたい!」―でも全部叶う物件はほぼない
不動産の現場ではよく、「家賃は安くて、初期費用も少なく、駅近で綺麗な部屋がいい」といったご要望をいただきます。
正直に言えば、すべての希望を満たす物件は非常に稀です。
仮に見つかったとしても、そこには必ず何か理由があります( ゚Д゚)!
この記事では、理想のお部屋を探すときに知っておくべき「現実」と「注意点」
そして後悔しないための妥協の考え方をお伝えします。
「安い・綺麗・初期費用も安い部屋」はほとんど存在しない
賃貸物件にはエリア・築年数・間取り・設備ごとの相場があります。
例えば、駅近・築浅・ネット無料・家賃4万円以下・敷金礼金ゼロ…
こんな条件が揃う物件は、むしろ「何か見落としていないか( ゚Д゚)?」と警戒するべきです。
「初期費用が安い物件」の落とし穴
「初期費用3万円〜」「仲介手数料無料」といった広告は魅力的ですが、裏には次のような仕組みが隠れていることがあります。
Ⅰ.毎月の家賃に保証料やサポート料が上乗せされている
Ⅱ.更新料や退去費用が割高
Ⅲ.短期解約違約金など条件が厳しい
フリーレントなどで初期費用を抑えている場合も、契約書の条件をよく確認することが大切です。
安くなっている代わりにどこかで”回収”するシステムがあります。
”理想すぎる物件”は要注意
「家賃3万円・駅徒歩5分・敷金礼金ゼロ・リフォーム済・ネット無料」…
このような物件には、事故物件の可能性もゼロではありません。
国交省のガイドラインでは、自然死や日常的な事故死は告知不要ですが、
心理的瑕疵がある場合は一定期間の説明義務があります。
つまり、条件が良すぎる物件は、背景に何か事情がある可能性があることを頭に入れておきましょう。
理想と現実のバランスを考える
妥協と聞くとイメージが悪いですが、実際は「何を最優先するか」を明確にすることです。
理想をすべて追い求めると、なかなか決められず時間だけが過ぎていきお客様にとってもストレスがかかる状況です。
「絶対に譲れない条件」「あると嬉しい条件」「なくても良い条件」
を整理することで、スムーズなお部屋探しが可能になります。
”全てを満たす部屋”ではなく”満足できる部屋”
「すべての条件を満たす部屋」はホントに稀です。
大切なのは納得できる部屋を選べば結果的に満足度の高い生活へとつながります。
これを意識するだけで、後悔のないお部屋探しが可能になります!